ねぶた祭りのハネト体験は、誰でも自由に参加できます!
青森ねぶた祭り本番のハネトは、衣装を着用しないと参加できないので気をつけてください。
どこでねぶた祭りのハネト体験ができるのか、衣装の着方などについて詳しくお伝えします。
ねぶた祭りのハネト衣装とは
ねぶた祭りはハネトの衣装を着用しないと参加できません!
オコシ:ペチコート(スカートのインナー)のようなもの
シコギ:浴衣の帯のようなもの
上記が青森ねぶた祭りのハネト衣装の正装です。
足元の白足袋+草履は脱げないように、豆絞りの手ぬぐいを細く丸めて、足首に巻くスタイルが主流です。
昔に比べてハネト衣装は自由度が高くなり、跳ねやすさから足元はスニーカーで花笠をかぶらず参加する人が増えています。
花笠が無いと参加できない団体もあるようです。
もっと詳しくお伝えすると、お水を飲むガガシコや飾りの鈴を付けない人も多いです。
ハネトって結構な体力勝負!スタートからゴールまで跳ねずに歩くだけでも疲れます。
白足袋に草履が基本スタイルですが、正装の衣装から大幅に崩れていなければハネトとして参加できます。
そして、ねぶた衣装は男性や女性、子供、ベビー用と種類がいくつもあります。
男性用ねぶた衣装
基本的にねぶた衣装は、男性と女性どちらも同じです。衣装によって絵柄が違うのと、オコシやシコギ、タスキの色が「赤、青、黄色、紫」などある程度です。
大人用ねぶた衣装はフリーサイズなので、身長が高めの男性でも着用できますよ。
また、セット購入は正装衣装が一式入っていますが、オコシやタスキなどの色が選べません。
ねぶた衣装は自分好みで着飾れるので、タスキとオコシは青、シコギは黄色などと決まっているなら、別途購入が必要です。
女性向けミニ丈のねぶた衣装
ハネトに参加する女性は、ミニ丈のねぶた衣装が増えています。
ミニ丈といっても、総丈は90cmなのでよほど高身長の女性が着用しない限り、太もも全開になるような長さにはなりません。
ここ数年は青森ねぶた祭り期間中は猛暑日が続き、お祭りによる熱気でとても暑いです。
ミニ丈のねぶた衣装は、フリーサイズの大人用衣装に比べて涼しく、跳ねるときに足を動かしやすいことで人気が高まっています。
子供用ねぶた衣装
子供用ねぶた衣装は、大人用と違い着用しやすい形状なのが特徴的!
サイズによりますが「はじめから結んであるタスキを背中につけるだけ」や「オコシがスカート状になっている」などです。
→子供用ねぶた祭り100cm→子供用ねぶた祭り110cm
子供用ねぶた衣装はタスキやオコシなどの色が決まっています。違う色にしたいときは、大人用で代用するとオリジナル衣装でねぶたに参加できますよ。
ベビー用ねぶた衣装
青森ねぶた祭りのハネトは年齢制限なしなので、赤ちゃん連れの親子も参加できます。
ベビー用ねぶた衣装は浴衣タイプのほか、ハネト衣装をプリントデザインしたTシャツも販売しています。
こちらはネット販売はしておらず、青森駅周辺にあるねぶた祭りの観光物産館「ワ・ラッセ」などのおみやげコーナーで購入できますよ
ねぶた祭りのハネト体験に参加する方法
ねぶた祭りといえば「ラッセラ~、ラッセラ~」と口ずさみながら跳ねるハネト。
ハネト体験は、ねぶた祭り本番の他にも、さまざまな方法でできます。
青森ねぶた祭り本番で跳ねる
ねぶた祭りの参加方法は、事前申し込みや審査、当日受付なし!
ハネトの正装衣装を着ていれば、好きなねぶた団体のハネトとして自由に参加できます。
集合場所は新町通りと柳町通りが混じり合う「新町柳町交差点」付近。
大型ねぶたのスタート地点に行くと、ハネトの人たちが周辺で待機しています。
もちろん、ねぶた団体に所属していなくても参加OK!
運行コースの途中から参加や離脱ができますが、混雑状況によって途中参加できないねぶた団体もあるので気をつけてくださいね。
ねぶたのハネト募集している団体
ねぶた祭りは新型コロナウイルス感染の蔓延に伴い、2020年と2021年に中止しました。
2022年はねぶた祭り規模を縮小して、ハネトを事前募集。抽選で当選した人のみハネトに参加でき、人数制限をしながらの開催でした。
現在はコロナが5類に引き下げられたため、事前にハネト募集をする団体はありません!誰でも自由に参加できます。
ねぶたの家「ワ・ラッセ」で体験
青森駅正面(東口/新町通り方面)を出てすぐ左側に向かうこと徒歩1分。
真っ赤な大きな建物が、一年中、ねぶた祭りを見て体験できる観光施設「ワ・ラッセ」です。
ワ・ラッセでは、毎日ハネト体験や囃子体験を実施。
曜日 | 時間 |
平日 | 11:10 13:10 15:10 17:10(5~8月のみ) |
土日祝日 | 11:00 13:00 15:00 17:00 |
土日祝日やイベント期間中は、囃子団体による演奏があるので、ねぶた祭り本番のような雰囲気でハネト体験ができますよ。
服装は普段着で問題ありません。観光の途中でハネト体験ができますよ。
平日はワ・ラッセのスタッフが囃子の演奏をしてくれます。
また、毎日大型スクリーンでねぶたの運行状況などの映像を上映しています。
ねぶた運行の映像と囃子方による演奏にハネト体験ができるので、ぜひ開催時間帯に訪れてみてください。
青森ねぶた祭ヴァーチャル体験
Youtube青森市公式チャンネルで、青森ねぶた祭りをヴァーチャル体験ができる映像を配信しています。
ねぶた祭りは実際に見るのと映像と見るのとではまったく違います!
通常の映像よりもリアル感の高いヴァーチャル体験なら、まるで本番のような空間でハネト体験を楽しめますよ。
大きな囃子の音に合わせ、周囲のハネトの掛け声とともに一緒に跳ねてみてくださいね。
青森ねぶた祭りのハネトに参加する前に、練習がてら見るのもおすすめです。
飲食店でハネト体験
青森市内には、冬でも食事やお酒を飲みながら、ねぶた祭りの囃子に合わせてハネト体験ができる食事処があります。
飲食店のスタッフによる囃子と、店員やお客さんによる「ラッセラ~」の掛け声で、店内は熱い熱気で盛り上がること間違いなし!
青森の郷土料理や地酒を飲みながら、ハネト体験ができる飲食店へぜひ足を運んでみてくださいね。
ねぶたの國 たか久(本町)
ねぶたの國 たか久は青森市の飲み屋店が立ち並ぶ本庁にある居酒屋。青森県の郷土料理や地酒をメインに、さまざまな美味しい物が食べられるお店です。
店内ではねぶた囃子や津軽三味線の生演奏があり、国内外の人たちに大人気です。ねぶた囃子に合わせてハネト体験もでき、美味しい料理も堪能できるおすすめ店です。
→居酒屋 ねぶたの國 たか久(本町)の予約はこちら住所 | 〒030-0802 青森県青森市本町5丁目6-11 |
営業時間 | 17:00~22:00 |
アクセス | バス停「モルトン迎賓館前」から徒歩3分 |
駐車場 | なし |
青森港 海の食堂 大福丸
青森港 海の食堂 大福丸は、青森駅から徒歩3分の場所にある食の観光施設をテーマにした居酒屋。たか久のグループ店で、店内ではホタテ釣りや体験できる青森の人気店。
店内ではスタッフによるねぶた囃子や津軽三味線ライブがおこなわれ、ハネト体験もできます。お子様メニューも充実していて、子連れに嬉しいお座敷席もあるので、小さな子連れの青森旅行におすすめですよ。
→大福丸の予約はこちら住所 | 〒030-0803 青森県青森市安方1丁目2-11 |
営業時間 | 17:00~21:00 |
アクセス | 青森駅から徒歩3分 |
駐車場 | なし |
ねぶた祭りのハネト体験で絶対にやってはダメなこと
ねぶた祭り本番でハネト体験するとき、絶対にやってはダメなことが「カラス衣装で参加」です。
青森ねぶた祭りは、正装のハネト衣装での参加が前提です。
全身真っ黒のカラス衣装だと、どのねぶた団体もハネトとしての参加を拒否します。
毎年見かけます。ピンクや白など独自衣装を着た子たちが、ハネトのロープ持ちに拒否される姿を…。
今から2~30年くらい前、ねぶた祭りは全身黒ずくめのカラスや全身白づくめの白鳥、白とピンクを身にまとったフラミンゴと呼ばれる衣装の人たちで溢れていました。
昔は今よりもねぶた祭りのハネト参加者に対する規制は厳しくなく、辺りが暗くなるとあふれかえるカラス跳人たち。
ロケット花火に缶ビールの投げ込み、ホイッスルでの騒音など、やりたい放題でした。
青森ねぶたは参加者のハネトのルール規制などに徹底!
毎年のようにニュースになっていたカラス族も減少し、今、カラス衣装でねぶたに参加すると、逆に目立ってしまう状況です。
【Q&A】ねぶた祭りのハネト体験のギモン
ねぶた祭りのハネト体験をするとき、よくある疑問をまとめました。
1人でねぶた衣装の着付けは難しい
ねぶた祭りに参加するハネトの人たちを見てわかるように、衣装の着方が独特です。
ねぶた衣装の着付けは、浴衣や甚平のように簡単にできません!
生まれも育ちも青森市の我が家は、ねぶた衣装の着付けは母親の役割でした。
なので、私も子供たちにねぶた衣装を着付けるために、毎年8月になるとほぼ毎日着付けしています。
正直、1人でねぶた衣装の着付けをするのは難しいです。
一番の難所は「たすき掛け」と呼ばれる着付けです。
タスキは左右のバランスを考えながら結ばないと、後ろ姿が醜くなるので気をつけてくださいね。
青森市には、ねぶた衣装の着付けをサポートしてくれるお店があります。
他店で購入したねぶた衣装の持込みOKのお店もあるので、着付けをサポートしてくれる人が居ないときは、お店にお願いした方が早くでラクですよ。
ねぶた祭りは私服での参加NG
ねぶた祭りは私服でのハネト参加を認めていません。ねぶた祭りのハネトは、基本的にハネト衣装(正装)の着用が必要です。
たまに私服で参加する親子連れを見かけますが、ねぶた団体のスタッフから参加しないように注意される可能性があるので気をつけてください。
ハネト衣装の花笠はなくても参加可能
ねぶた祭りのハネト衣装は、花笠着用が基本です。花笠を含めた正装衣装としていますが、かぶらなくても参加は可能です。
花笠を着用しないハネトも多く、ねぶた団体から注意を受けている人は見かけません。購入すると結構な料金がかかるので、あまり利用しないならレンタルもおすすめですよ。
ハネトはいつでも入場や途中離脱ができる
ハネトは自分の好きなねぶた団体に、いつでも参加でき、途中で離脱も可能です。
ねぶた祭りをスタートからゴールまで回るには、相当な体力が必要です。次の日、筋肉痛で足が動かなくなる人も多いので、疲れたときは離脱して休憩してくださいね。
ベビーカーでねぶた祭りのハネト参加も可能
ねぶた祭りのハネトは、老若男女OKです。赤ちゃんをおんぶしたママやベビーカーを押すパパなど、ハネトの参加者はさまざまです。
ベビーカーや車椅子などで参加するときは