ついにやってきた!八甲田「雪の回廊」の季節。

2024年~2025年にかけて、青森市の冬はものすごい豪雪に見舞われました。
雪かきしてもすぐ積もる…を繰り返し、やっと終わった冬。八甲田は例年よりも多い積雪となり、2025年の雪の回廊はものすごい高さとの情報が!

そこで今回は、一生に一度は見ておきたい風景のひとつ八甲田「雪の回廊」のおすすめルートや注意点をまとめました。
八甲田の雪の回廊とは?

八甲田の雪の回廊は、冬の間に積もった大量の雪を除雪したときにできる、巨大な雪の壁が両側にそびえ立つ道路のことをいいます。

行ってみるとわかりますが、まさに雪の壁!
高さは積雪量によって違うのですが、年によっては10メートル以上もあります。
八甲田 雪の回廊の場所は?
八甲田 雪の回廊が見られるのは、青森市と十和田市を結ぶ「八甲田・十和田ゴールドラインの一部である国道103号線」です。
具体的には、酸ヶ湯温泉から谷地温泉までの区間、約8キロメートルほどまで雪の回廊が続いています。
この道路は冬季閉鎖されており、4月1日開通に向けて3月頃に雪を除去します。
アクセス方法は車のほか、酸ヶ湯温泉からバスが運行されています。バスの運行時期については、市役所のホームページなどでご確認ください。

例年、4月下旬からバスは運行されています。
八甲田の雪の回廊は、開通する4月初旬はとても混雑します。土日祝日は部分的に渋滞が起こるので、計画的な行動をしてくださいね。
雪の回廊が見られる時期
八甲田 雪の回廊が見られる時期は、年によりますが4月1日~5月上旬です。
4月は雪の壁が最も高く迫力満点!
行くなら4月上旬ですが、ドライブに訪れる人が多いので平日をおすすめします。
5月に入ると雪が溶け始めるため、壁の高さが低くなります。また、真っ白だった雪の壁が排気ガスなどによって黒ずんでしまうので、あまりキレイな状態とはいえません。
年によりますがゴールデンウィークには「車の高さとあまり変わらないじゃん」という日もありました。
4月中旬から下旬にかけて、暖かい日が続く年は注意が必要です。
おすすめのドライブルート

八甲田 雪の回廊をドライブする、おすすめルートをまとめました。
青森市方面からのルート
①青森市内を出発(青森駅周辺)
②国道103号線を経由して八甲田山方面へ
③酸ヶ湯温泉を通過(温泉立ち寄りもおすすめ)
④八甲田・十和田ゴールドライン)へ入り、雪の回廊を満喫
⑤十和田湖方面へ向かい、奥入瀬渓流を観光
⑥十和田市・八戸市方面へ向かう or 青森市へ戻る
雪の回廊は一本道なので、青森市から行くと十和田湖方面に向かう形になります。
帰りは十和田市や八戸市、または来た道を戻るルートのどちらかです。
十和田市方面からのルート
①十和田湖エリアを出発
②奥入瀬渓流をドライブしながら八甲田方面へ
③八甲田・十和田ゴールドラインを通過し、雪の回廊を楽しむ
④酸ヶ湯温泉や城ヶ倉大橋で休憩
⑤青森市へ向かう or 十和田湖へ戻る
十和田市方面からのルートは、雪の回廊だけでなく、奥入瀬渓流や十和田湖といった観光スポットも合わせて楽しめます。
雪の回廊を楽しむためのポイント

八甲田 雪の回廊を楽しむために、毎年のようにドライブしている我が家のおすすめポイントをお伝えします。
おすすめの時間帯
雪の回廊に行くなら「午前10時~午後3時頃」の明るい時間帯がおすすめです。
真っ白な雪の壁と景色がとてもきれいに見える時間帯なので、ドライブするなら日中が快適です。
早朝や夕方は気温が下がり、路面が凍結する可能性があるため夏タイヤでのドライブはおすすめしません!
立ち寄ってほしいスポット
八甲田 雪の回廊を見に行くなら、ぜひ立ち寄ってほしいスポットがあります。
・酸ヶ湯温泉(千人風呂で有名な硫黄温泉)
・城ヶ倉大橋(八甲田連峰の大パノラマが広がる絶景スポット)
・睡蓮沼(雪の回廊の中腹にある絶景を一望できるポイント)
・奥入瀬渓流(春の新緑や滝巡りが楽しめる)
一部のスポットは、雪の回廊から外れた場所にあります。
どちらも青森観光の人気スポットなのでおすすめです。
写真撮影のポイント
基本的に八甲田 雪の回廊は道路が狭く、路駐できるようなスペースはありません。
あるとすれば睡蓮沼の辺りですが、人気スポットなのでほぼ満車です。
部分的に駐車スペースのようなものはありますが、車通りが激しいので駐車するときは注意が必要です。
ドライブ時の注意点

八甲田 雪の回廊をドライブするときは、次のポイントに気をつけてください!
冬タイヤの装着
八甲田は山。雪の回廊は標高の高い場所にあるので、4月とはいえ部分的に道路が雪や凍っている場合があります。
青森市民は4月に入ると夏タイヤに交換する人が多いのですが、雪の回廊へドライブに行くならスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の装着をした方が安全です。
ガソリンを入れておく
八甲田 雪の回廊に向かう道中には、ガソリンスタンドがありません。
具体的にいうと、青森市側なら横内にある「COSMO 青森観光通SS」、十和田市側なら奥入瀬渓流の入口付近にある「コスモ石油 / 小笠原石油 焼山SS」が最後のガソリンスタンドです。
途中でガス欠にならないように、ガソリン満タンで行くことをおすすめします。
雪の回廊から伸びる枝に要注意!

雪の回廊の道路は、道幅が思ったよりも狭く、雪の壁から枝が横に向かって伸びているので走行時は要注意です。

雪の壁をギリギリで走ると、飛び出た枝によって車体にガリキズが…。
八甲田 雪の回廊がスタートする4月上旬なら、枝がキレイに伐採されているので気になりませんが、4月下旬になると結構枝が伸びています。
対向車が結構来るので、枝に気をつけながらゆっくりとドライブを楽しんでくださいね。
春先にしか見ることのできない八甲田の雪の回廊を楽しもう!

八甲田の雪の回廊は、春先にしか見ることのできない特別な絶景です。
まるで雪のトンネルを走るような「八甲田の雪の回廊」。ドライブに最適なコースです。
ドライブの際は、安全運転を心がけながら、八甲田の大自然と雪の壁の壮大な景色を存分に楽しんでくださいね。