ホタテうろとは
ホタテの「ウロ」とは、正式には中腸腺と呼ばれる部分で、ホタテの内臓の一部です。この器官は、ホタテが食べたプランクトンなどの不要物を分解・排出する役割を果たしています。ウロは通常、黒や深緑色をしており、見た目が気になる方も多いかもしれません。
ウロは食べることができるかどうかについては、注意が必要です。ウロには有害物質が蓄積される可能性があり、特に貝毒が集中することがあります。これは、ホタテが摂取したプランクトンに含まれる毒素がウロに留まるためです。そのため、ウロは調理の前に取り除くことが推奨されています。
市販されているホタテは、通常、検査を通過したものであり、健康に害を及ぼす可能性は低いですが、特に自家採取やもらい物のホタテを食べる際には、ウロを取り除くことが安全です。
ホタテのウロは加熱しても食べれない
ホタテの「ウロ」の部分には貝毒が蓄積される可能性があり、加熱してもその毒素は分解されません。そのため、ウロは苦みが美味しいと食べる方もいますが、食べることが推奨されておらず、調理の際には必ず取り除くべきです。
ウロの加熱に関する注意点
- 貝毒の存在: ウロには、ホタテが摂取した有害プランクトンから生成される毒素が蓄積されることがあります。この毒は加熱しても無毒化されないため、ウロを食べることは危険です。
- 調理方法: ホタテを調理する際は、ウロを取り除いた後に加熱することが重要です。市販されているホタテは、貝毒検査を通過したものが多いため、万が一ウロを誤って食べてしまっても健康被害の可能性は低いですが、自己判断での食べ方は避けるべきです。
- 安全な食べ方: ホタテの身や他の部分は美味しく食べられますが、ウロは必ず取り除いてから調理することをお勧めします。特に、夏から秋にかけては貝毒が発生しやすい時期なので、注意が必要です。
このように、ホタテのウロは加熱しても安全ではないため、調理の際にはしっかりと取り除くことが重要です。
ホタテうろ取り方
ホタテの「ウロ」を取り除く方法について説明します。ウロはホタテの中腸腺で、食べられない部分ですので、調理前に必ず取り除く必要があります。以下は、ウロの取り方の手順です。
ウロの取り方

- ホタテを開く:
- ホタテの貝殻を平らな方を下にして持ち、ナイフを貝殻の隙間に差し込みます。小刻みに動かして、貝柱と貝殻がつながっている部分を切り離します。
- 貝殻を外す:
- 上の貝殻を取り外し、下の貝殻に残ったホタテの身を確認します。
- ウロを取り除く:
- ホタテの身の周りにある黒い部分(ウロ)を、キッチンバサミやナイフで慎重に切り取ります。
- 流水で洗う:
- ウロを取り除いた後、流水で軽く流してきれいにします。
注意点
- ウロは食べられないため、必ず取り除くようにしましょう。
- 調理法によっては、貝殻から身を外してからウロを取り除く方が効率的です。特に、味噌汁やパスタなどの料理では、調理前に全ての身を外しておくと便利です。
この手順を参考にして、ホタテのウロを安全に取り除いてください。

