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青森ねぶた祭りとは【歴史・由来・目的・願い・何をする・どんな祭り・見どころ】を徹底解説

ねぶたねぶた祭

ねぶた祭りといえば、青森市民は昔から慣れ親しんでいるお祭り。

案内人
案内人

ねぶた祭りは毎年8月2日から7日にかけて開催。毎年、国内外から約98万人ものの観光客が訪れます。

全国民が知っているお祭りだと思っていましたが、『青森ねぶた祭りって聞いたことあるけど、一体どんな祭りなの?』という声も…。

そこでもっとたくさんの人たちに青森ねぶた祭りを知ってもらうために、歴史や由来、目的、見どころ、さらには祭りをより楽しむための方法などについて詳しくお伝えします。

※価格や施設情報など、訪問時期によって変更している可能性があります。記事内で紹介する施設やお店・商品の感想は個人的な意見です。参考程度に見てくださいね。

ねぶた祭りとは?

青森ねぶた祭りとは、巨大な灯籠「ねぶた」を山車に乗せて青森市内を練り歩く祭りです。

地元企業や団体がスポンサーとなって、ねぶた師と呼ばれる職人たちが数か月かけてねぶたを制作します。

案内人
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ねぶた祭が終わるとねぶた師たちは、翌年の制作に取り掛かるそうです。題材や下絵、一部の骨組み制作などを完成までに約1年かかります。

基本的に青森ねぶた祭りは薄暗くなった頃(夜)に始まります。

灯がともされたねぶたはとても幻想的な雰囲気に包まれて、お祭りの初日は「ついに始まる~」とワクワクが止まりません!

そこへ囃子方による音色とハネトたちのが軽快に跳ねながら「ラッセラ~」という声を聞くと、見ている観客側も一体となって盛り上がること間違いなしのお祭りです。

ねぶた祭りの跳人は自由参加

ねぶた祭りの特徴のひとつは、一般の観光客でもハネトとして参加できることです。

指定の衣装(白装束、赤い腰帯、草履など)を着用すれば、事前の申し込みなしで飛び入り参加できるため、観光客にも人気があります。

衣装がなくても大丈夫!

青森市内にあるいくつかのお店で、レンタルをおこなっています。着付けまでしてくれるので、ねぶた祭りをまったく知らなくても安心ですよ。

ねぶた祭りの歴史と由来

青森といえばねぶた祭りというイメージが根強いのですが、いつから始まったのか。歴史や由来を調べてみました。

ねぶた祭りの歴史

ねぶた祭りの起源は諸説ありますが、有力な説の一つに「七夕祭りの灯籠流し」が発展したものとする説があります。

奈良時代、中国から伝わった七夕祭りの風習が、日本各地で形を変えて、東北地方では「眠り流し」として広まりました。

「眠り流し」は、農作業の邪魔になる眠気や悪霊を払うための行事で、灯籠を川に流すものでした。

江戸時代に入ると、灯籠の形が変化し、現在のねぶたの原型が生まれました。

やがて、武者絵を描いた豪華なねぶたが作られるようになり、祭りとして発展していきました。

案内人
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今のねぶたはLEDで明かりを灯しますが、昔はろうそくを使っていたそうです。

「ねぶた」の名前の由来

「ねぶた」の語源は、「眠り流し(ねむりながし)」がなまったものといわれています。

また、津軽弁で「眠たい」を意味する「ねぷてぇ」からきているとも言われています。

案内人
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諸説あるので、どれが名前の由来かは明確にはわかりません。

青森ねぶた祭りの目的

ねぶた祭りの目的には、地域活性化、観光振興、文化継承などがあります。

地域活性化

ねぶた祭りは青森市の経済に大きく貢献!

実際に祭りの期間中は青森駅や新青森駅を中心に、たくさんの観光客が訪れているのを見かけます。

ねぶた祭りに向かう人たち

飲食店はもちろん、お土産店や観光スポットはいつもより多くの人で賑わっています。

また、ねぶた祭りに関するグッズや食べ物が販売されるので、経済効果は大きいです。

ねぶた祭りの期間中は、青森市内にあるどのホテルや旅館も満室。半年前から宿泊施設を予約する人が多いようなので、観光に訪れようとしている人は早めに予約してくださいね。

多くの観光客が訪れ、ホテル、飲食店、土産物店などがにぎわいます。また、祭り関連のグッズ販売や飲食ブースの出店など、多くのビジネスチャンスが生まれます。

観光振興

ねぶた祭りを一目見ようと国内外からの観光客が増えることで、青森の魅力が広く知られるきっかけになります。

祭り期間中には、ねぶた制作の裏側を見学できる施設「ねぶた小屋(アスパム西側外)」もオープン!

観光客にとってより魅力的な体験を提供しています。

また、一年中ねぶた祭りを体験できる施設もあります。青森駅から徒歩1分の場所にあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

文化継承

ねぶたの制作には高度な技術が必要なので、誰でも簡単に作れるわけではありません!

ねぶた師による職人たちが技術を、次の世代に継承する機会となっています。

案内人
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ここ最近、ねぶた師(ねぶた名人)の弟子たちが続々とデビュー。ねぶた師によって大型ねぶたのデザインが違うので、見比べるのも毎年鑑賞する醍醐味です。

また、子供たちが地元の学校やコミュニティを通じてねぶたに触れることで、伝統が次世代へと受け継がれます。

実際に青森市内の一部の小学校や中学校では、ねぶた師たちが金魚ねぶたのつくり方や骨組み、紙貼りなどの体験授業をおこなっています。

ねぶた祭りの願い

ねぶた祭りは「街を盛り上げようというイベント」と思う人は多いと思いますが、願いとして厄除けや豊作祈願の意味が込められています。

厄払いと健康祈願

かつては、ねぶたを川や海に流し、厄を祓う風習がありました。

現在では、ねぶたの海上運行や花火大会が最終日に行われることで、その名残を感じることができます。

豊作・商売繁盛の願い

祭りに参加することで五穀豊穣や商売繁盛を祈るという意味もあり、多くの地元企業がスポンサーと

して関わるのもこの理由のひとつです。

地域の繁栄

地域全体の繁栄と発展を願い、ねぶた祭りが開催されること自体が地域の誇りとなっています。

ねぶた期間中は普段は穏やかな青森駅前ですが、日中から夜10時頃までたくさんの人で賑わっています。

中心部だけではなく、各スポットや施設もたくさんの人が訪れているので、地域繁栄に貢献しているお祭りに間違いないです。

ねぶた祭りでは何をするの?

ねぶた祭りでは、見るだけでなく、参加することもできます。

ハネトとして踊る

指定の衣装を着れば、誰でもハネトとして祭りに参加可能です。飛び入り参加もOKなので、観光客も気軽に楽しめます。

ねぶたの迫力を間近で見る

有料観覧席を予約すると、迫力あるねぶたの運行をじっくりと楽しめます。

またねぶたは正面だけではなく、裏側もとってもキレイです!

ねぶた大賞
ねぶた

夜のねぶたは幻想的な光を放ち、SNS映えする写真が撮れる絶好の機会です。

地元グルメを堪能

祭りの屋台では、青森のホタテ焼きやりんごスイーツなどのグルメが味わえます。特設会場や屋台などが出店しているので、青森でしか味わえないグルメを堪能するのもおすすめです。

ねぶた祭りの見どころ

ねぶた祭りは見どころ満載のイベント!

まま
まま

我が家は毎日(8/2~8/7)行く年もあり、青森の短い夏を思いっきり楽しんでいます。

正直、一日だけでは物足りないねぶた祭り。さまざまな角度で見て楽しめるのがねぶた祭りの見どころです。

●大型ねぶたの圧倒的な迫力

高さ5m以上の巨大ねぶたが練り歩く様子は圧巻。特に受賞作品は芸術性も高く、見逃せません。

●ハネトの躍動感

ねぶた祭り ハネト

跳ねるハネトたちのエネルギッシュな動きと「ラッセラー!」の掛け声が祭りを一層盛り上げます。

●クライマックスの海上運行と花火大会

青森花火大会

最終日に青森港で行われる海上運行は、水面に映るねぶたの光が幻想的。花火との共演も必見です。

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