大湊・川内ねぶた【2025】歴史や開催時期・青森ねぶたとの違いは？

ねぶたといえば青森市というイメージを持つ人が多いと思います。

一体どんなねぶたなのか、歴史や開催時期、青森市との違いについて紹介します。

※価格や施設情報など、訪問時期によって変更している可能性があります。記事内で紹介する施設やお店・商品の感想は個人的な意見です。参考程度に見てくださいね。

大湊・川内ねぶたとは？歴史はとても古い！

大湊や川内ねぶたは歴史が古く、地元では昔から親しまれているお祭りです。

【大湊ねぶた】

大湊ねぶたは地域住民がメインとなって、山車の制作や運行。大湊地区にある町内会や職場など、合わせて10の団体が参加しています。

130年以上の歴史があり、青森県内でも古いお祭りのひとつです。

地域住民が一致団結しているため、熱気や絆がほかの地域よりも熱いお祭りとして知られています。伝統文化を守るため、毎年地域に根ざしたお祭りをおこなっています。

【川内ねぶた】

青森県内で開催されるねぶた祭の中でも「川内のねぶたは独自性が強い」と知られています。

ねぶた囃子は県内でもっとも印象的で、アップテンポとスローテンポなどさまざまな音色で構成されています。

初めて観光に訪れた人も、気づけば手を叩いて跳ねてしまう…。それが川内ねぶたの特徴です。

明るいうちから山車を運行して、辺りが暗くなるとねぶたに明かりが灯され、日中とは違う山車を沿道から観覧できます。

お祭りの終盤になると、町内にある7代のねぶたが庁舎に集まり参加者一体になって盛り上がるお祭りです。

青森市のねぶたとの違いは？

大湊ねぶた・川内ねぶたと、青森市で開催されるねぶたは大きくわけて4つの違いがあります。

①規模と知名度

青森市のねぶたは、東北地方でもトップクラスの来場者数を誇る大規模な祭りです。多い年には270万人近くが訪れる、全国的に有名な祭りです。

一方、大湊ねぶたと川内ねぶたはむつ市の地域的な祭りなので、青森市に比べると規模は小さいです。逆にねぶた祭りを間近で体験できるので、混雑が苦手な人にはゆっくり楽しめます。

②ねぶたの形状と大きさ

青森市のねぶたは人形型のタイプ（立体型）で、非常に大きいのが特徴的です。

高さは建物3階分、横幅は仮設ステージと同じくらいの大きさになることも！最大のものでは、幅9メートル、奥行き7メートル、高さ5メートル、重さ4トンにもなります。

大湊ねぶたと川内ねぶたは、一般的に青森市のものほど大型ではありません。

③運行方法

青森市のねぶたは、大型の台車に乗せて運行されます。十数人の人たちによってねぶたを動かします。

一方、大湊ねぶたと川内ねぶたでは、ロープ曳きや車両牽引など、より伝統的な方法で運行されることが多いです。

④参加者と掛け声

青森市のねぶた祭りでは、「ハネト」と呼ばれる踊り手が参加して「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声を上げます。

大湊ねぶたと川内ねぶたでは、地域住民や自衛隊、市職員などが主な参加者となって、掛け声がそれぞれ違います。

大湊ねぶたと川内ねぶたは、むつ市の地域文化をより強く反映している印象が強いです。

たとえば、川内町のねぶたは独特な囃子や「イッチャヤレ、ヤーレ、ヤーレ」という特徴的な掛け声があるなど、地域の特色が色濃く出ています。

2025年の大湊・川内ねぶたの開催時期は？

2025年の大湊ネブタの開催時期は、公式な情報は発表されていません。

毎年「8月第一週の金・土・日（一部の町内では木曜から）」におこなっているので、今年も同じ時期に開催になると予想しています。

・8月1日（金）
・8月2日（土）
・8月3日（日）

一部の町内では7月31日（木）から始まる可能性があります。

大湊ねぶたは毎年同じ時期に開催していますが、川内ねぶたは具体的な開催日程が不明です。

ねぶたの運行時間は、去年と同じであれば「18:30頃から21:00頃まで」おこないます。

ねぶた祭りが近づくと、むつ市観光協会や地元から情報が発信されるので、最新情報をチェックしてから行くことをおすすめします。

大湊・川内ねぶたを観光するときの注意点はある？

大湊や川内ねぶたを見に行くときは、次のポイントに気をつけてください。

・ホテルなど宿泊場所を確保

大湊や川内ねぶたを見た後、どこに宿泊するのかホテルや旅館は前もって予約しておきましょう。

【おすすめのホテル】

・むつグランドホテル斗南温泉
・ホテルユニサイトむつ
・プラザホテルむつ（ＢＢＨホテルグループ）
・むつパークホテル

市街地に比べて宿泊スポットが少ないため、その場で予約しようとしても部屋が空いていない可能性があります。

また電車やバスの最終便も早いため、お祭りが終わった後のことをしっかり計画することをおすすめします。

・雨具などの準備

基本的に大湊や川内ねぶたは雨天決行です。

あまりにも悪天候の場合は中止になるケースもありますが、雨でもねぶたにビニールをかけて運行します。

急な雨が降っても大丈夫なように、傘やカッパなど雨具を用意しておくと安心です。