【津軽弁クイズ&早口言葉】長文 青森 フランス語に聞こえる?

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青森県津軽地方で話される「津軽弁」は、日本の方言の中でもとくに独特。

まま
まま

といわれているけど、生まれも育ちも青森だと”独特”には感じないのが正直なところ…。

津軽弁を初めて聞く人には、どうやら外国語のように聞こえることもあるようですが、慣れてくるとその温かみとユーモアに魅了されること間違いなし!

ということで今回は津軽弁を「クイズと早口言葉」にしてみました。

案内人
案内人

クイズは難易度別に用意し、難易度3では津軽人の日常会話を丸ごと出題。

さらに、噛まずに言える人が少ないであろう津軽弁の早口言葉を多数お伝えします。

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そもそも津軽弁とは?方言の特徴を知ろう

津軽弁は青森県西部、特に弘前市や五所川原市周辺で話される方言です。

案内人
案内人

特徴的なのは語尾の変化で、「〜だべ」「〜じゃ」「〜へ」などが頻出します。

また、母音の省略や子音の連続によって、聞き慣れない音の連なりになることもしばしば。

例えば「行く」は「いぐ」「あげる」は「ける」と短くなることがあります。

さらに、同じ津軽地方でも地域や年代によって使う言葉や発音が微妙に異なります。

地元の人同士でも「それ、どういう意味?」と聞き返すことがあるほど奥が深いのが魅力です。

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津軽弁クイズ【難易度別】

青森の津軽エリア出身なら、きっとわかると思う津軽弁をクイズにしてみました。

難易度1:入門単語編

まずは入門編。津軽弁単語を3択で出題します。

Q1.「へばな」の意味は?

A. またね/B. 本当に?/C. 急いで!

→ 正解:A. またね

「へばな」は別れ際の挨拶で、「じゃあね」に近い意味です。

Q2.「しゃっこい」の意味は?

A. 寒い/B. 冷たい/C. 忙しい

→ 正解:B. 冷たい

水や物の温度を指して「しゃっこい」と言います。方言好きには有名な単語です。

Q3.「めやぐだ」の意味は?

A. 恥ずかしい/B. 眠い/C. 申し訳ない

→ 正解:C. 申し訳ない

「わざわざ来てくれて、めやぐだ〜!」とよく使います。

Q4.「じゃんぼ」の意味は?

A. 大きい/B. ずるい/C. 髪の毛

→ 正解:C.髪の毛

「今から、じゃんぼ刈ってくるじゃ~」とよく使います。『今から、髪の毛を切ってくるね』という意味です。

Q5.「たまげだ」の意味は?

A. 終わる/B. 刺す/C. 驚く

→ 正解:C.驚く

「わいは!たまげだぁ~、おがったな~」など、他の言葉と組み合わせて使うことが多いです。『うわぁ!驚いた~、大きくなったね』という意味です。

Q6.「しかへる」の意味は?

A. 帰宅する/B. 教える/C. 体調を崩す

→ 正解:B.教える

「しかへる(教える)」のほか、「しがへで(教えて)」「しがへねんずな(教えてくれないんだね)」など、語尾が変わると意味も違ってきます。

難易度2:中級フレーズ編(レベルアップ)

次はちょっと長めの表現に挑戦。

Q1.「せばだばまいねびょん」

A. それじゃダメだよね

B. やってみない?

C. 急がないとまずいよ

→ 正解:A

「せばだば」=「それじゃ」

「まいね」=「ダメ」

「びょん」=同意や強調

案内人
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ニュアンスとしては「それじゃどうにもならないよね」に近いです。

Q2.「はんかくさぐねな、そったごどしてらば。」

A. 本当にバカだね、そんなことしてたら。

B. それは良いね、やってみたら。

C. ヤバいよ、急がないと間に合わないよ。

→ 正解:A

「はんかくさい」=愚かだ/馬鹿らしい

「そったごど」=そんなこと

Q3.「そいだば、いづまでたっても、はじまらねべな。」

A. それじゃあ、いつまで経っても始まらないよね。

B. それじゃあ、そろそろ時間だし、もう遅いから帰ろう。

C. それじゃあ、いつまでも無理だよ。

→ 正解:A

「そいだば」=それじゃあ

「いづまでたっても」=いつまで経っても

「はじまらねべな」=始まらないよ

Q4.「いづまで、けやぐんちさ遊びさ行ってらのよ?」

A. いつまで友達の家に遊びに行ってるの?

B. いったい、どこに遊びに行ってたの?

C. いつ、おじいちゃんの家に遊びに行くの?

→ 正解:A

「けやぐ」=友達

「んち」=の家

難易度3:上級・津軽人の会話編(長文)

ここからは津軽人のリアルな日常会話を丸ごとクイズにします。聞き取りができるか挑戦!

次の会話を標準語に訳してください。

Q.1:冬のお出かけについての会話

A:「あんだ、けさだば、駅さ行ぐど思ったっきゃ、雪ふってらはんで、やめだじゃ。」

B:「んだが〜。おらも、あの雪見で、外出る気なぐなったびょん。」

→標準語訳

A:「あなた、今朝は駅に行こうと思ったんだけど、雪が降ってたからやめたんだよ。」

B:「そうなの〜。私もあの雪を見て、外に出る気がなくなったよね。」

→解説

「あんだ」=あなた

「〜だば」=〜は

「〜っきゃ」=〜したら/〜と思ったら

「はんで」=だから

「んだが」=そうなの?

「びょん」=ね、でしょ(同意)

Q.2:雪かきについての会話

A:「おめ、けさだば、はよがったべ?んでも、おら、あんましねぶて、めぇでだのばな。」

B:「んだんだ。おらも、昨日の晩な、雪かきでだはんで、つかれでまいねしたびょん。」

A:「そいだば、今日はゆっくりすればいがべ。」

→標準語訳

A:「君、今朝は早かったね?でも、私はすごく眠くて、やっと起きたんだよ。」

B:「そうそう。私も昨日の夜、雪かきをしていたから、疲れてダメだったよね。」

A:「それなら、今日はゆっくりすればいいじゃない。」

→解説

「ねぶて」=眠くて

「めぇで」=起きて

「〜だはんで」=〜だから

「まいね」=ダメ

「〜べ」=〜だろう

Q.3:冬の買い物帰りの会話

A:「さっきからさぶぐで、てんぎさもさぶぐで、はえぐうぢさ帰りてなぁ。」

B:「おらもだ。んでも、もうちょっとで安ぐなるタイムだはんで、まんだ待つべ。」

→標準語訳

A:「さっきから寒くて、手先も寒くて、早く家に帰りたいなぁ。」

B:「私もだよ。でも、もうすぐ安くなる時間だから、もう少し待とう。」

→解説

「さぶぐで」=寒くて

「てんぎ」=手先

「〜うぢ」=〜のうち

「まんだ」=まだ

Q.4:春の畑仕事での会話

A:「おめ、あすこの雑草、まんずけっぱらねばまいねど。」

B:「わがってら。けっぱったはんで、あとでおめさもってぐじゃ。」

標準語訳:

A:「お前、あそこの雑草、まず刈り取らないとダメだよ。」

B:「わかってるよ。刈り取ったから、あとでお前にも持って行ってあげるよ。」

→解説

「けっぱる」=刈り取る/抜き取る
「〜ねばまいね」=〜しなければならない
「〜ぐじゃ」=〜してあげる

Q.5:お祭りの日についての会話

A:「きのうの夜、どごさいだのよ?」

B:「おら、あの弘前のさくらまつりさ行ってきたじゃ。」

A:「ほいだが、ひとっぱれっこすげがったべ?」

B:「んだ。人だらけで、はぐなりそうだったじゃ。」

→標準語訳

A:「昨日の夜、どこに行ってたの?」

B:「私は弘前のさくらまつりに行ってきたよ。」

A:「そうか、人出がすごかったんじゃない?」

B:「そう。人だらけで、迷子になりそうだったよ。」

→解説

「さ行く」=行く
「ひとっぱれっこ」=人出/人混み
「はぐ」=はぐれる

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津軽弁の早口言葉コレクション

津軽弁はフランス語に似ているといわれていますが、早口言葉にすると「あ~、たしかに!」って思える部分があります。

噛まないですべて言えたら津軽人かも!というような早口言葉を集めてみました。

定番のリズム系

しゃべればしゃべったってしゃべったってしゃべってらってしゃべってけ。

意味よりリズム重視。意味「しゃべる(しゃべった)=話す(話した)」

単語連鎖型

かっぱかっぱらった、かっぱらったかっぱかっぱらった。

津軽訛りでスピードアップすると噛みやすい。意味「かっぱ=雨具の「かっぱ」」

いらねぇったがらいらねんだどおもってだのにいらねんでねぐいらうんだどさ

津軽弁あるある、似たような言葉による勘違い。意味「いらう=欲しい」「いらね=欲しくない」。意味をしっかり知らないと勘違いすることがある。

方言長文挑戦

おらだば、あんだのあねっこのあねごのあんちゃのあんちゃのとこさ行ってきたじゃ。

親戚関係がややこしい長文。意味「あっちゃ=おかあさん」

おめんどのおどとおがのわらはんどのけやぐのこめごこだっきゃ

意味:「あなたたちのお父さんとお母さんの子供たちの友達の子可愛いね」

なしたばなしたばっていうんだばって、わっきゃなもしてねぇのになしたばっていうのなんでだば

意味:「どうしたどうしたって言われるんだけど、私は何もしてないのにどうしたっていうのなんでだろう」

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ぜひ津軽弁クイズ&早口言葉にチャレンジしてみて!

津軽弁クイズ&早口言葉を友達と楽しむコツ

・チーム戦にして「正解数」や「噛まずに言えた回数」を競う
・罰ゲームに「津軽弁で自己紹介」を入れると盛り上がる
・旅行前の練習として挑戦すると、現地で会話が弾む
・SNSで動画を共有して津軽弁愛好者と交流する

津軽弁は、一見すると難解ですが、クイズや早口言葉で遊び感覚で触れると自然に馴染めます。

今回紹介した難易度別クイズや津軽弁特有の早口言葉に挑戦すれば、方言の奥深さと地元文化のユーモアを同時に味わえますよ。

旅行や交流のきっかけとして、ぜひこの「津軽弁チャレンジ」に挑戦してみてください。

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