イギリストーストなぜイギリスが付く?
イギリストーストという名前の由来については、主に以下の理由があります。
山型食パンの影響
イギリストーストは、青森県の工藤パンが製造している菓子パンで、使用されているパンが「イギリスパン」と呼ばれる山型の食パンであることから名付けられました。この「イギリスパン」という名称は、日本での和製英語であり、イギリスから伝わった山型のパンを指しています。
トーストの意味
「トースト」という言葉が含まれている理由については、焼かずに食べることが一般的なこのパンに対して、焼くことでさらに美味しさが増すというアピールがあるとされています。つまり、トーストすることを前提にした名称であるとも考えられていますが、実際には焼かずに食べることが多いです。
パッケージデザイン
また、イギリストーストのパッケージにはイギリスの国旗をイメージしたデザインが施されており、これも「イギリス」という名前の一因となっています。このデザインは、商品の特徴を際立たせるために採用されたものです。
このように、イギリストーストはその名称にイギリスのパン文化を反映しつつ、日本独自の食文化として親しまれています。
イギリス トースト いつから?
イギリストーストは、1967年(昭和42年)に青森県の工藤パンによって発売されました。当初は一枚切りの山型パンにマーガリンとグラニュー糖を挟んだシンプルな菓子パンとして登場しましたが、1976年からは二枚のパンを使用するスタイルに変更されました。この変更は、フィリングが袋にくっついてしまうのを防ぐためでした。
イギリストーストは、青森県民のソウルフードとして広く親しまれ、現在では220~230種類のバリエーションが存在しています。発売以来、学校の売店などで人気を博し、特に学生たちの間で「青春の味」としての地位を確立しています。


